小澤征爾音楽塾中国公演終了、帰京

18日昼、上海浦東空港の安全検査カウンターで台湾へ向かうマエストロを見送り、8日間に渡った業務が終了。その日の夕刻には北京に戻って自宅でくつろぎ、ガチガチになっていた神経と足を思いきり休めた。

小澤さんの楽屋の準備、着替えの手伝い、衣装や練習着のクリーニング等・・・「通訳の仕事」として請けた仕事だったのに、大抵は氏の「付き人」的業務に終始した。本番直前の楽屋でスコアを凄まじいスピードでチェックする姿がとても印象的。めったに見られない世界的指揮者の戦闘準備風景は、見ているだけで鳥肌が立った。

ハードな8日間だったけれど、時々ステージ袖で小澤さんの音楽を聴ける瞬間が最高の休憩時間。それから、時々言ってもらえた「ありがとう」のおかげで、何とかやり切ることができた。優しく穏やかなお人柄の小澤さんとは言え、雲の上の存在だから常に緊張していたので、北京に戻った時は心から安堵。

ozawa-san公演曲目だったベートーベンとラベルの余韻をたっぷりと耳に残したまま、早速今日から二胡のレッスンが再開。数日弾かない日が続いてしまったので、弓を持つ手も弦に触れる指も自分のものじゃないみたい。また一歩一歩、音楽を自由に楽しめるように、高みを目指そうと決意する。