教室オリジナルCD「弦歌嫋嫋」堂々完成

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私の二胡教室で、あるプロジェクトがこの度完了致しました。弦歌二胡教室オリジナルCD「弦歌嫋嫋」がここに完成。パチパチパチ。生徒さんそれぞれの、今できる最高の演奏を収録した、超内輪CDアルバムです。レコーディングやミックスも(宅録ですが)しっかりプロ仕様!ジャケット画のデザインは、ある生徒さんが描いて下さり、印刷までお手伝い頂きました!

どーん

コロナ禍のなか、如何に教室のモチベーションを高く保てるか…、昨年秋にひらめいた企画でしたが、無事に素敵な形になり、胸を撫で下ろしている所です。CDアルバムは2枚組、全23曲を収録。初級から上級の方まで、お好きな一曲で、二胡への情熱をたっぷりと演奏にぶち込んで頂きました。タイトルは、国語の先生をなさっている某生徒さんが、「余韻嫋嫋(よいんじょうじょう)(音が細く長く響いて絶えない様子)」という言葉で示唆を与えて下さり、こちらで教室名と併せて「弦歌嫋嫋」と致しました。23名、46本の弦の響きが、それぞれの心にいつまでも届くように、と願いを込めています。 

生徒さん方から寄せられた感想の中には、「自分の音にこんなに向き合ったのは初めて」、という真面目なものから、「自分の葬式でこのCD流します」、というちょっと反応に困るものまで。そこまだまだ早いですよ!…何にしても、お一人お一人のちょっとしたお宝になったようで、そのお手伝いができたと思えば、私としてもとても嬉しい気持ちです。 

中身と、ぼやかしているのは曲と奏者名を書いたブックレット

コロナ禍を生き抜くにあたり、音楽活動をする一人として取るべき選択肢はいくつかありました。ライブ配信然り、演奏動画のYouTube配信然り、楽譜や音源の制作然り…。色々な選択肢を検討するなか、「教室の皆さんのCDデビュー」という野望が思い浮かび、「これだー」の思いで生徒の皆さんを巻き込ませて頂いたわけですが、皆さん私の野望(趣味とも言う)に楽しくお付き合い下さり、「ほんと良い人たちだなぁー」とつくづく有難く思っております。 

制作プロセスとしては、ざっくり書いてしまうと■曲決め&伴奏音源用意/制作→■各自とことん練習!→■タイムテーブル決め→■レコーディング→■編集、ミックス作業→■マスタリング作業→■ジャケット&CDラベルデザイン→■CDを焼く→■ジャケ印刷、パッケージング、といった流れです。 

伴奏音源については、講師側で全員分作ってあげられたら良いのですが、それはさすがに量的にムリなので、できるだけ「伴奏音源を自身で用意できるもの」から選曲してもらいました。まだ二胡を始めて間もない初級クラスの方については、講師側で選曲し、伴奏音源を作りました。中胡のハモリパートまで作って講師自らレコる程、結構凝ったものを作りました(凝り性…)。 

Studio One proを使ってます

レコーディングはDAWソフトで、マイクやオーディオインターフェイスもプロと同等の機材で行いました。各自レコーディング時間は30分まで。30分で2~3テイク(所によってはもっと!)録り、コンピングという手法でベストテイクをつなげていきます。中国伝統曲などは、自分の自由なテンポで弾いてもらいたいため、まず二胡だけ、フリーテンポで録音を済ませ、あとから編集・ミックス段階で、別途準備した伴奏音源を二胡のテンポに細かく合わせていく、といった作業を行いました。曲調の動きに伴うテンポ変化や、奏者独特の「間」は、いくら作業が面倒であっても、音楽的に欠いてはならないと思ってます。 自分の場合、YouTubeにアップする作品を録る時なんかも、テンポの面でも音楽的に作るため、中国曲に限らず必ずこうした手順を入れているんですが、今回このスキルが大いに活かされました。

本格レコーディングはほぼ全員が初体験!イヤフォンやヘッドフォンが途中で落ちたり、普通にしゃべって良いのにコソコソ声でずっとお話したりと、面白い場面がたくさん思い出されます。

RMEのインターフェイスを愛用しています

ジャケットに関しては教室生徒のSさんが担当して下さったので、これは本当に助かりました。ジャケットデザインの工程も非常にたいへんなもので、文字入れなど神経を使う作業も多いです。フォントの選択、カラーの調整、オブジェクト一つ一つの場所、などなどすべてに細やかな注意が必要な作業…、冬から年始にかけ、たいへんな手間をかけて下さったことと思います。デザイナーSさんに心から感謝いたします! 

…と、手間暇をかけたプロジェクトでしたが、教室の皆さんが一生懸命に練習に取り組んで下さったことが、何よりも貴重だったと思います。上に挙げた各作業段階それぞれについては、このまま何時間か語れそうなほどなのですが、あまり長くなっても読む人いませんし、この辺で筆を置きます。

最期に念のため書いておくと、全部がオリジナルやパブリックドメイン楽曲ではないですし、既存のオケ音源を利用したものもあるため、一般への配信/販売はできません。なので作品自体はあくまで「内輪のもの」なんですが、「教室のオリジナルCDを作る」という行動は、どこかの別のお教室にも伝播して広がって欲しいなぁ、なんて思います。 

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